【中学生版】受験勉強と定期テスト勉強の違いは?正しい受験勉強法教えます

母親
うちの子、定期テストでは点数とれるけど、模試になると、急激に点数が下がるのよね。
定期テストでは点数がとれても、模試になると点数がとれないという声は、よく聞きます。

その悩み、勉強の仕方を改善すれば、解決されるかもしれません。
今回は、受験に向けた模試や実力テストの勉強方法について、解説していきます。

受験勉強と定期テスト勉強の違いは?

「受験勉強と定期テスト勉強の違いは?」と質問されたときに、しっかりと答えることができる子どもは、ほぼいません。
それもそのはず、学校ではその勉強の違いについては、教えてくれません
まずは、それぞれの試験の性質を比較してみましょう。
・試験範囲が決まっている。
・学校から与えられたワークやプリント、授業中に書いたノートなどを利用すれば、誰でも高得点を狙える。
・内申点(通知表)に直接影響する。
・試験範囲が決まっていない。
・どのような問題がでるか分からないため、対策がしにくい。
・合格点をとることができれば良い。(必ずしも高得点である必要はない)
2つを比較すると、性質が真逆であることが分かります。
つまり、定期テスト対策と受験対策は、対策の仕方が全く異なる、ということになります。
にもかかわらず、多くの人が定期テスト対策の延長線で、受験勉強をしてしまうのです。
そうなると、当然ながら受験で結果を出すことは、難しくなります。
慶史
受験に対しての勉強法を、しっかり身につける必要があります。

【必見】受験に向けた正しい勉強法【完璧を求めない】

受験と定期テストの勉強の違いが分かったところで、受験に向けた正しい勉強法を、紹介します。

なお、定期テストの勉強法については、こちらをご覧ください↓
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受験勉強で使用するものは、次の3つです。

 

・受験用の参考書1冊

・模試の過去問や問題(受験したもの)

・過去問

 

それぞれ詳しく、解説していきます。

受験用の参考書1冊

あえて1冊と書かせていただきました。

受験勉強と言われたときに多くの人が勘違いするのが、参考書の冊数です。

 

次の2択のうち、成績が向上しやすい勉強法はどちらでしょうか?

A 参考書5冊を各教科1回ずつ解く

B 参考書1冊を各教科5回ずつ解く

 

多くの人が、“A”だと思っています。

しかし、答えは“B”です。

 

参考書は1冊やれば十分です。

正確に言えば、1冊を完璧にすることが大切なのです。

確実に解けるようになるまで、同じものを何度でも繰り返しましょう。

これが受験に合格するための一番の勉強法です。

 

お母さん
いっぱいやらせれば良いってわけじゃないのね。どんな参考書をやらせれば良いの?
慶史
参考書に関しては、自分にあうものであれば、どんなものでも構いません。塾に通っているのであれば、塾からもらうものをしっかりやれば問題ありません。

模試の過去問や問題(受験したもの)

問題集は、その問題ができるのかどうかを確認するためのものですが、それだけでは、本番でどれくらい点数がとれるのかが分かりません。

そこで、今の実力を測るためのテストが、模試です。

模試を受けることで、今の実力を知ることができます。

 

ただし、ここでは模試の結果は関係ありません。

大事なのは、どの問題で間違えたのかを、確認することです。

その間違えた問題こそ、今後の成績を上げるためのキーポイントとなります。

 

できなかった問題の解法をしっかりと確認し、どうしても分からなければ学校や塾の先生に聞くようにしてください。

慶史
模試は受けた後が、大切です。次に同じ問題を解いたときに、確実に正解できるようになっていれば、OKです。
お母さん
解き直しが大切なのは分かったわ。模試の過去問はやらせた方が良いの?

 

今では、多くの模試で、過去問が手に入るようになっていると思います。

そういった場合には、過去問も解くようにしてください。

慶史
やり方は一緒です。一度やってみて、できなかった問題に関しては、解けるまで繰り返してください。

過去問

入試に近づいてきたら、いよいよ過去問による対策となります。

過去問題演習では、次の2つを確認します。

 

・主題傾向

・時間配分

 

具体的な活用方法ですが、まずは受験する学校の過去問を用意し、時間を計って、実際の試験のように、問題を解きます。

その後、模試と同様に、解けなかった問題に関しては、解説などを読んで理解してください。

慶史
ただし、入試に関しては、いわゆる捨て問題が存在する場合があります。分からない問題に関しては、先生に聞くことでその問題を解く必要があるかどうか、確認してみてください。

 

この流れを、3~5年分の過去問題で繰り返します。

これにより、時間配分と問題傾向が掴めます

 

あとは解いた過去問を、何度も繰り返す演習することで知識を定着させるように、してください。

慶史
全ての学習を行うことで、志望校への合格へは確実に近づきます。受験勉強は、長い戦いになりますが、目標のために努力を続けていきましょう。

 

まとめ

今回は、受験に向けた模試や実力テストの勉強方法について、解説していきました。

もう一度整理すると、

 

・定期テストと受験(模試)は性質が全く異なるため、勉強の仕方も異なる。

・受験勉強は、参考書1冊・模試の解き直し・過去問で十分対策が可能。

 

となります。

正しい勉強法を身につけ、模試の成績向上につなげていってください。

 

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