ただよびが有料に!無料のサービスは終了?スタサプのパクリ?

・ただよびで始まる新しいサービスについて

・無料の動画はどうなるのか

・スタサプとの違い

 

2021年2月1日、YouTubeで無料授業を公開しているオンライン予備校“ただよび”より、2つの重大発表がありました。

 

それは、

 

・4月1日より、有料配信チャンネルがスタートすること

・ただよび講師人の参考書や問題集が書店に並ぶこと

 

です。

 

1年間完全無料で頑張ってきてただよびですが、ついに有料となってしまうのかと、残念な気持ちになった人もいるでしょう。

しかし、ご安心ください。

この有料化の流れは悪いことではなく、むしろ良いことです。

 

今回は、ただよびで始まる新サービスについて、無料動画の今後について、スタサプとの違いについて、解説していきます。

 

ただよびの有料化は受験生にとってプラス?

ではさっそく、ただよびが有料化されてどうなるのかについて、解説していきます。

一言で言えば、有料化されることによって、

 

より応用的な授業が受講できる

 

ようになります。

 

YouTubeは、道具さえあれば、どんな人でも動画を無料でアップできるツールです。

つまり、作成者からすれば、大きなコストをかけることなく、視聴者の求める動画を作成することができるのが、最大のメリットと言えます。

 

一方で、ビジネス(=収益化)としてYouTubeチャンネルを育てのであれば、動画の内容はどうしても視聴回数が稼げるものにする必要があります。

しかし、残念ながら教育系の動画は視聴回数を継続的に稼ぐのは非常に難しいと言われています。

そしてその中でもさらに再生回数を伸ばすがの難しいと言われているのが、応用的な講義動画なのです。

慶史
ただよびでも過去に何度か応用的な講義を公開していますが、その多くが再生回数を稼ぐことができませんでした。

 

当然ながら受験生であれば、応用的な内容に取り組まなければ、大学へ合格することができません。

しかし、応用的な内容の動画は再生回数が増えないので、現場としては作れば作るほど損することなる。

残念ながら今のままでは、応用的な講義動画を作成することは難しいのです。

慶史
ときどき「収益なしでも受験生のために動画を作るべきだ」という声も聞きますが、先生だって人間です。ボランティアで生活を続けることはできません。お互いが満足いくような結果を生むためには、やはり収益が必要なのです。

 

そこで考えられたのが、有料チャンネルの開設なのです。

有料とはいえ、月額料金は1980円(税抜)です。

仮に高校3年生で1年間受講を続けたとしても、

 

1980円×12ヶ月=23,760円

 

です。

慶史
大手の予備校などに通えば、1年で70万円程度のお金がかかります。それを考えると、その値段の違いは一目瞭然だと思います。

 

つまり、安い金額で、大手の予備校のような、良質な授業が受講できるようになるのです。

これぞまさに生徒と先生、お互いがwin-winの関係になれるシステムでしょう。

ただよび講師人の参考書の発売

しかし、有料化することで、応用的な講義が配信できるようになったとしても、もう一つ課題が残ります。

それは、問題演習量の不足です。

 

過去問題は当然演習しますが、そこにたどり着くまでのプロセスとして、さらに演習が必要になります。

しかし、ただよび講師の方は校長である吉野啓介先生を除けば、そのほとんどが参考書や問題集を出版していません。

 

もちろん、本屋さんに行けば、大量の参考書が並んでおり、それらを利用すれば問題はないでしょう。

とはいえ、教えてもらっている講師の参考書があれば、それを利用して勉強することがもっとも効率良いのは事実です。

慶史
先生が変わると説明の仕方も変わるので、混乱が生じることもあります。

 

そういった問題を解決するために考えられたのが、ただよび講師陣による、参考書や問題集の出版です。

これにより、教えてもらっている講師の先生がそのまま解説した問題集を利用して勉強することが可能になります。

 

参考書の出版を実現させてくれたのは、ただよびの顧問に就任している、出口汪先生です。

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出口先生自身、水王舎という会社を設立しており、この会社の全面バックアップのもと、参考書が作成されるのではないかと思います。

詳細は未定ですが、今後の発表に注目ですね。

 

ただよびの無料授業はどうなるの?

ただよびの有料化が発表されると気になるのは、今まで無料であった動画がどうなるかですよね。

ご安心ください。

今まで無料であって動画は、当然これからも無料です。

 

そしてさらに、今後も無料の動画は追加されていきます。

先ほども説明した通り、ただよびが有料化になる理由は、応用的な授業を公開することです。

基礎的な内容であれば、一定の視聴回数を稼げる(=収益化ができる)ので、今まで通り無料でも問題ないのです。

 

つまり、今後のただよびは

 

・基礎学力の定着→無料

・実践的な学力を身につける→有料

 

と明確に線引きをした上で、動画を公開していきます。

ですので、まずは基礎的な内容を身につけたいと思っている方であれば今まで通り無料動画を使って学習を続けてください。

 

その上で、本格的に大学入試を目指す時期になった段階で、有料会員になって、より実践的な講義を受講するようになればOKです。

慶史
全てが有料化となるわけではありません。むしろ実践的な動画を視聴する段階に達していないのであれば、有料会員になる必要はないので、慌てて有料会員にならないように、注意してください。

 

ただよびはスタサプのパクリ?違いはあるの?

1,980円という料金形態を聞いて、なんとなくイメージした人もいると思います。

そうです、“スタサプ”です。

 

今回の有料化により、内容としてはスタサプと似たようなものになるのではと思った方も、いるのではないでしょうか。

もちろん、同じ教育コンテンツを提供するもの同士ですので、似ている部分があるのも事実でしょうし、料金形態に関しても、スタサプを意識したものであることは、間違いないと思います。

 

とはいえ、パクりかと言われれば、そこは少し違うかなと思います。

 

ただよびの有料化には、スタサプとは異なる点があります。

それは、次の3つです。

 

・講師

・一部有料

・対象生徒

 

それぞれ解説していきます。

講師

当然と言えば当然なのですが、会社が違いますので当然そこに所属する講師が違います。

スタサプの講師は、関正生先生の紹介から集まった講師が非常に多く、秀英予備校の出身の方が多い印象です。

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それに対して、ただよびの講師は吉野敬介先生を中心に、東進ハイスクールや代ゼミ出身の講師など、バラエティに富んだ講師が集まっています。

 

さらにただよびは若手の講師育成にも着手しており、若い講師も多く採用されています。

講師に関しては最終的には好みの問題であり、どちらが良いとか悪いとかはありませんが、ただよびの方がさまざまな経歴を持った講師が集まっているのは事実でしょう。

一部有料

こちらは先ほども説明した通り、スタサプは無料体験期間こそありますが、基本全ての講義が有料です。

それに対してただよびは、実践的な講義のみが有料となるため、全てが有料というわけではありません。

 

ここはスタサプとただよびの一番大きな違いと言って良いでしょう。

対象生徒

最後に対象となる生徒についてですが、こちらも異なります。

 

スタサプの場合は大学入試講座はもちろんですが、高校講座・中学講座・小学講座と、ほぼ全ての学生を対象とした講座が準備されています。

それに対してただよびの場合は、まずは大学受験講座のみの開講となりますので、その点ではスタサプと比べると対象になる生徒が狭ばります。

 

今後ただよびも対象となる生徒を広げるための授業を展開していく可能性はありますが、幅広さという点ではスタサプの方が優れていると言えます。

 

まとめ

今回は、ただよびで始まる新サービスについて、無料動画の今後について、スタサプとの違いについて、解説していきました。

もう一度整理すると、

 

・ただよびで始まる有料チャンネルによって、より実践的な動画が視聴できるようになる

・ただよびで現在公開されている無料動画は引き続き視聴可能で、無料動画は今後も追加される

・ただよびとスタサプは似ている部分もあるが、異なる部分もあり、パクリではない

 

となります。

これからますますパワーアップしていくただよび。

今後の発表に注目していきましょう。

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