「JCDAと協議会、どっちで受けるのが受かりやすいの?」
「勉強内容は同じはずなのに、なぜ対策を分ける必要があるの?」
養成講習を受講し終えた後に、多くの人が悩むことの一つに、受験団体の選択があります。
選ぶにしても違いもよくわからないため、どのように選べばよいのか分からないと感じるのも事実でしょう。
しかし、結論から申し上げます。
根本的な「支援哲学」の違い:ゴールが違う
まず、両団体が「キャリアコンサルタントとは何を成すべき人か」をどう定義しているかを知る必要があります。
ここさえ抑えることができれば、試験対策がしやすくなる可能性が高くなります。
それぞれ具体的にみていきます。
【協議会】問題解決と意思決定の伴走者
協議会は、「相談者が抱える現実的な問題を特定し、それを解消して自立的な意思決定を支援すること」を一つの指針としています。
客観的、論理的、実務的な視点が求められ、ゴールは「相談者が現状の問題に気づき、具体的なアクションプラン(方策)に納得すること」です。
つまり、より解決色が強いのが、協議会の試験と考えてよいでしょう。
【JCDA】自己概念と経験の意味付けの伴走者
JCDAは、「相談者の語る経験の中に飛び込み、その人特有の自己概念(価値観や捉え方の癖)を浮き彫りにすること」を一つの指針としています。
主観的、内省的、哲学的な視点が重視され、ゴールは「相談者が自分の『ありたい姿』や意味付けに気づき、自分らしさを取り戻すこと(経験の統合)」です。
つまり、より内面に気づいてもらうことを意識している団体がJCDAと言えます。
ご自身がどちらのカウンセリングをより得意とされるのか、よく考えた上で、団体を選択されるとよいでしょう。
ロープレ・口頭試問における「評価項目」の違い
それぞれの団体の根本的な考え方の違いがわかったところで、いよいよ具体的な面接試験の評価基準について確認していきましょう。
結論、15分間のロールプレイと、その後の口頭試問で、試験官がチェックしているポイントを異なります。
ここでは、わかりやすいように比較表にまとめました。
| 比較項目 | キャリアコンサルティング協議会 | JCDA(日本キャリア開発協会) |
|---|---|---|
| 評価の柱 | 具体的方策への展開 | 経験代謝の促進 |
| 問題把握の対象 | 相談者が気づいていない「不足」 (自己・仕事・環境理解不足) |
相談者の「自己概念」 (価値観、固定観念、ありたい姿) |
| 具体的展開 | 目標を合意し、解決へのステップを示す。 | 経験の再現を通じ、内省を深める。 |
| 重視される力 | 論理的思考、誘導ではない合意形成。 | 共感的な理解、問いかけによる気づき。 |
協議会は相談者に、不足しているものに気づいてもらうことに主眼を置いているのに対して、JCDAは経験代謝を通じて、自身が大切にしていることに気づいてもらうことに重きを置いていることがわかります。
つまり、仮に協議会を受験しているにも関わらず、内省を促し自身の価値観に気づいてもらうことばかりに気をおいて面談を進めてしまうと、評価が下がってしまう可能性があるということです。
ご自身の普段のロープレ内容がどちらにより近いのか、十分に検討された上で受験団体を決めていきましょう。
具体例で見る「返し」の違い:どちらの土俵で戦うか
それではここで、具体例を交えて団体ごとの面談展開の違いを確認していきましょう。
相談者が「上司に意見を否定されて、もう会社を辞めたいんです」と言った時、あなたならどう返しますか?
■ 協議会スタイルのアプローチ
協議会では先ほどおり説明している通り、「なぜ否定されたのか(原因)」と「どうすれば解決するか(方法)」に意識を向けた面談が基本となります。
具体的には以下のような返しが有効と言えます。
■ JCDAスタイルのアプローチ
JCDAでは「否定された時、あなたはどう感じたか(意味付け)」を深掘りします。
具体的には以下のような返しが有効と言えます。
合格を決定づける「魔法のキーワード」リスト
15分間のロープレが終了した後に、待っているのが口頭試問ですが、ここも直接的な評価項目になっているため、十分な準備が必要です。
そこで、最後に口頭試問についても確認しておきましょう。
具体的には、試験官が「この人は分かっている!」と判断するキーワードがあります。
それをうまく使い分けることが、高得点につながります。
そのキーワードは以下の通りです。
協議会で使うべき言葉
- 主訴(相談者の悩み)
- CC視点の問題(見立て)
- 自己理解不足 / 仕事理解不足
- 具体的方策の提示
- 目標の合意(コミットメント)
- 主体的な意思決定
JCDAで使うべき言葉
- 経験の再現(問いかけ)
- 自己概念(価値観、固定観念)
- 内省を促す
- 意味付け(その人らしさ)
- ありたい姿
- 経験の統合(経験代謝)
まとめ:どちらを選んでも「信じる道」を突き進むこと
ここまで協議会とJCDAの面接試験の違いについて、解説していきました。
結論、どちらが「受かりやすい」ということはありません。
大切なのは、あなたが「どちらの団体の支援哲学に共感し、どちらのスタイルで人を助けたいか」という軸を定めることです。
評価基準の違いを理解した上で対策を立てれば、あなたの努力は必ず合格という結果に結びつきます。
団体選びに迷っている方も、既に練習を始めている方も、一度立ち止まって「自分の関わりが、選んだ団体の哲学に沿っているか」を確認してみてください。
その一歩が、合格への一番の近道です。
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ここまで読んでいただき、ありがとうございます。「違いは分かったけれど、結局自分にはどっちが合っているの?」「選んだ団体に合わせた具体的な練習方法が知りたい!」と、さらに深く知りたくなった方も多いはずです。
団体によって、合格のための「見せ方」は全く異なります。独学では気づけない「微妙なニュアンスの差」を放置したまま練習を続けるのは、非常に効率が悪く、不合格のリスクを高めます。
- 協議会・JCDAそれぞれの評価基準に基づいた「あなたの現状」を診断
- あなたの性格や経歴に合わせた「勝てる団体」の再検討
- 選んだ団体に特化した、論述・口頭試問のパーソナル指導
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今日、自分が受験する団体のキーワード(例:経験代謝、自己理解不足など)を3回だけ音読してみましょう。
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