期末テストになると、実技教科(副教科)の試験が追加されるけど、それらの教科って勉強させる必要あるの?やっぱり主要5科目に集中させた方が、良いわよね。
期末の実技教科真面目に勉強する人いるの?
— CHIHIRO (@chihiro07032003) February 17, 2019
こういった悩みに答えていきます。
期末テストは中間テストと違って、科目数が増えてしまいます。
そうなると、勉強時間を増やさなければ対策するのは難しくなります。
とはいえ、部活動もあるとなかなか時間を増やすのは大変ですよね。
しかし、結論から言うと、実技4教科こそ高得点を狙うべき科目です。
今回は、実技4教科を勉強した方が良い理由と、勉強法について解説していきます。
目次
実技教科のテスト対策をした方がよい理由
実技教科4科目のテスト対策をした方が良い理由は、実は単純で、
点数がとりやすいから
です。
実技教科のテストは、よほどこだわりの強い先生でなければ、授業中にやった内容、もしくはプリントや教科書から出題されます。
先生によっては、細かく出るところを指定してくれることも、あります。
主要5教科ではなかなか難しい満点が、実技教科では比較的、とりやすいのです。
満点は取りやすいということは、実技教科は点数が高くても、評価されないんじゃないの?
たしかに、主要5科目と比べて、実技教科のテストに対する評価は低いのかもしれません。
しかし、主要教科よりも低いだけであって、評価がされないわけではありません。
例えば、運動が苦手な生徒が、実技はまったくできなかったとしても、テストの点数が満点であれば、先生はどう思うでしょうか?
当然、その努力を称えてくれるでしょう。
結果として、本当は【評定3】だった評価が、【評定4】に変わる可能性は十分にあります。
成績を上げるチャンスを無駄にしないように、勉強しておくに超したことはないのです。
入試における実技教科の評価は高い!
実技教科のテスト勉強をしておいた方が良い理由がもう一つあります。
それは、
入試において主要5科目と評価は変わらない
です。
受験をする場合には、調査書を受験校に提出します。
調査書の評価のメインとなるのは、内申点です。
内申点は1~5の5段階で評価されるのが、一般的です。
それが、5科目×9教科ですので、1学年につき最高「45点」がもらえることとなります。
時々、実技教科は主要教科よりも評価されないと、勘違いしている人がいますが、そんなことはありません。
例えば、数学の【5】と体育の【5】は、評価としてはほぼ同じとなります。
数学を頑張った子でも、体育を頑張った子でも、同じように評価されるのです。
もちろん、数学より体育を頑張った方が良い、というわけではありません。
しかし、より点数がとりやすい体育のテストを無駄にするのは、とてももったいない、ということです。
実技教科もしっかりと対策をするように、しましょう。
授業をしっかり受けることは大前提
ただし、勘違いしないでほしいのですが、やはり実技教科の評価のメインは、授業態度です。
仮にテストで満点をとったとしても、授業態度が良くなければ、成績がよくなることはありません。
実技教科は、友達同士の作業も増えるため、ついふざけてしまう子も多いです。
逆に言えば、周りが不真面目に授業を受けている中で、一人だけ真面目に授業を聞いていれば、それだけで先生の評価が上がり、成績もよくなる教科、と言っても良いでしょう。
授業の重要性を、しっかりと理解してもらうようにしてください。
特別なことはない!実技教科の具体的な勉強方法
実技教科のテストも大切なことは分かったけど、そういう教科って対策が難しいのよね。本屋でワークはあまりないし、塾で聞くわけにはいかないし。
たしかに実技教科(副教科)の場合、主要5科目に比べて対策がしにくいと思うかもしれません。
しかし、基本的な勉強方法は主要5科目と同じです。
主要5科目の定期テスト勉強法はこちらをご覧ください↓
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簡単に言えば、
・学校の授業で習ったことを覚える(ノートなどを見直す)
・ワークやプリントがあれば、それを完璧になるまで繰り返し行う。
だけでOKです。
これ以上に市販のワークなどをやったとしても、点数が伸びる可能性は低いです。
実技教科の市販のワークをやる時間があるならば、主要5科目に学習時間を費やした方が良いです。
テスト勉強=2週間前からは間違い
中には、9教科も勉強する時間はないと言う人もいます。
たしかに、2週間前から学習を始めては、全てをやりきる時間はないかもしれません。
しかし、テスト勉強を2週間前から、始めなければいけないルールはありません。
終わらないのであれば、3週間前、1ヶ月前から始めてしまえば良いのです。
これを言うと、「1ヶ月前じゃ試験範囲は分からない。」と言われます。
しかし、試験範囲はあまり考える必要はありません。
試験は学校で習ったことしか出ないので、そこだけを覚えるようにしてください。
9教科の勉強を全てやりきることができる時間は、人によって異なります。テスト勉強は2週間前からすれば良い、という固定観念は捨てるようにしてください。
まとめ
今回は、実技4教科を勉強した方が良い理由と、勉強法について解説していきました。
もう一度整理すると、
・実技教科は点数が取りやすいテストが多いため、少しの対策で点数がとれる。
・実技教科と主要5科目の評価はほぼ同じである。
・対策の仕方は、基本的に主要5科目と同じだが、授業態度は実技教科の方がより大切である。
・テスト勉強を2週間前から始めなければならないわけではない。
となります。
テストを頑張れば、進路選択の幅が一気に増えます。
後悔のないように、テスト対策を行いましょう。