現在、60万人以上の人が、YouTuberとして、チャンネルを開設しています。
しかし、YouTuberとして生計を立てられている人は2000人程度と、非常に少ないのが現状です。
そうなると、自力でYouTuberとして、活躍するのは難しいと考え、日本最大のYouTuber事務所、UUUMへの所属を検討したくなるのでは、ないでしょうか。
とはいえ、UUUMに所属すれば、活動がある程度拘束されることになり、楽しく活動できなくなる可能性もあります。
そこまでして、本当に所属する必要があるのでしょうか。
今回は、
・YouTuberを目指すなら事務所に所属するべきかどうか
・YouTuberをフリーでやる場合の注意点
・UUUM以外のYouTuber事務所
について、解説していきます。
YouTuberを目指すならUUUMに所属するのが一番?
ではさっそく、結論からお伝えしていきます。
YouTuberを目指す場合、
たしかに、UUUMに所属することで、企業タイアップ案件やコラボ動画など、YouTuberとして活動しやすい環境が整うのは、事実でしょう。
しかし一方で、UUUMに所属することには、次の3つのデメリットがあります。
・手数料が高い
・広告収入に限界がきている
・発信したい内容が制限される
それぞれ解説していきます。
手数料が高い
UUUMに所属した場合、基本的に収益の20%が、手数料として徴収されます。
HIKAKINやはじめしゃちょーのような稼いでいる人からすれば、管理してもらわないと、撮影に支障が出る場合があるので、手数料を払ってでも管理してもらう必要があるでしょう。
しかし、多くのYouTuberは何千万という広告費を稼げません。
数百万円という金額の中から、税金以外に手数料もひかれるとなると、思った以上に手元に残る金額は少なくなってしまうのです。
最初のうちは、管理も含めて勉強するのも大切なので、無理に手数料を払ってまで所属する必要はないでしょう。
広告収入に限界がきている
現在の、YouTubeのメイン収益は、企業からの広告費となっています。
しかし、この広告費のみに頼った運用は実は危険です。
というのも、この広告費については、不透明な部分が多いです。
例えば、単価はチャンネルによって異なりますし、しかも頻繁に変わります。
また、YouTuberへ向けた規約も、不定期に変更されるため、何かしらの制限を受ける可能性も、否定できません。
つまり、いくら再生回数が増えても、収益は安定しないのです。
UUUMは、基本的には広告費を増やす(=再生回数を伸ばす)ためのマネジメントを行っている企業です。
もちろん、新しい流れに対応するための対策は、今後考えてくれるのかもしれませんが、現状だけを考えると、再生回数にのみ特化したUUUMのマネジメントは必要ない、と言えるでしょう。
発信したい内容が制限される
YouTuberとして、収益化はもちろん大切な要素ですが、できれば自分が表現したいと思うことを、発信していきたいですよね。
これはUUUMだけに限った話ではないかもしれませんが、もしも事務所に所属してしまうと、自分の思い通りのチャンネル作りができなくなる可能性が高いです。
収益化のためとはいえ、会社の言われた通りにチャンネルを作るのであれば、それはもう企業に勤めているのと変わらないですよね。
収益化できるのであれば、何でも良いというのであれば、気にする必要はないでしょうが、本当の意味で、自分のチャンネルを作りたいのであれば、事務所へは所属しない方がよいでしょう。
YouTuberをフリーでやる場合の注意点
もちろん、YouTuberとしてフリーで結果を出すことは、簡単なことではありません。
しかし、最初から一人で行動して結果を出している人もたくさんいます。
例えば、ビジネス系YouTuberのマナブさん
マナブさんの詳しい記事はコチラ↓
・マナブさんの情報は、怪しいのかどうかの真相 ・マナブさんのYouTube動画について、解説 ・マナブさんの未来を勝手に予想 現在、ビジネス系YouTuberとして、圧倒的な支持をあつめてい[…]
猫系YouTuberのねこべや。
ねこべや。の詳しい記事はコチラ↓
・ポムさんとしまちゃんについて ・ポムさんとしまちゃんの年収 ・ポムさんとしまちゃんの飼い主について YouTubeの世界では、人間だけではなく、動物も活躍しています。 そんな中、活躍[…]
音楽系YouTuber、近藤真由さん
近藤真由さんの詳しい記事はコチラ↓
・近藤真由さんのプロフィール ・近藤真由さんのギターについて ・近藤真由さんとラルクの関係について 透き通った素敵な歌声をYouTubeチャンネルで披露し、ファンが急増中の近藤真由さん。 […]
これらのチャンネルは、最初から人気だったわけではありません。
いずれのチャンネルも動画更新を、前向きに
した結果です。
ただ、フリーとして活動した場合、気をつけなければならないのが、収益の管理です。
勘違いしやすいのですが、収益は稼いだお金全てではなく、「利益-必要経費」となります。
そしてその必要経費の計算が意外と難しいです。
ですので、税務関係はしっかり勉強しておくか、税理士に相談する準備をしておいた方が良いでしょう。
UUUM以外のYouTuber事務所
経営学などを学んだ経験がない人にとっては、どうしても税務などの管理は難しいと感じますよね。
でも、自分の作りたい動画が、作れなくなるのは避けたい。
そういった方のために、YouTuberが活躍している、UUUM以外の事務所を3つ紹介します。
ただし、YouTuberの所属する事務所は、まだ設立されて間もない場合が多く、会社としての基盤がしっかりしていない場合もあります。
過去には、所属YouTuberとのトラベルがあった事務所もありますので、所属を検討する際には、気をつける必要があります。
また、そもそも事務所に所属するためには、オーディションなどの審査を受ける必要があります。
希望すれば、誰でも所属できるわけではないので、お気をつけください。
Kiii
Kiiiは、2017年に設立されたばかりの、YouTuberは所属事務所です。
設立から、まだ数年しか経っておりませんが、
きまぐれクック
らすかる新井
といった、数多くの人気YouTuberが所属しています。
Kiiiは、UUUMと違い、規制が緩い事で有名です。
そして、企業案件も多い方なので、YouTuberとして活躍するチャンスは多いでしょう。
ただ、会社が新しい分、管理に関する評判が悪いです。
管理業務を適切に行ってもらいたい方には、物足りないでしょう。
詳しくは公式ホームページをご覧ください。
E-DGE
“BitStar”の傘下にある、インフルエンサーを支援するために作られた、YouTuber事務所です。
主に、
はらぺこツインズ
みっきー
といったYouTuberが、所属しています。
この事務所は、インフルエンサーを支援するために作られているため、YouTuber以外の活動も可能です。
先ほど説明したとおり、YouTubeの広告収入に関しては、不安定な部分が多いので、別のチャレンジもサポートしてもらえるのは、うれしいですよね。
一方で、現状はあまり影響力のあるYouTuberが所属していません。
有名YouTuberが所属している事務所じゃないと不安という方は、別の事務所の方が良いでしょう。
詳しくは、公式ホームページをご覧ください。
VAZ
VAZも“E-DGE”同様、インフルエンサーを支援するために作られた、事務所です。
主な所属としては、
ねお
いけだつばさ
といったYouTuberが、所属しています。
どちらかというと、若い方の所属が多く、若者向けのチャンネルを運営するYouTuberが多い事務所と言えます。
そのため、YouTube以外のSNSの運用にも優れた人が多いです。
一方で、やはり特筆すべきYouTuberは所属していません。
しかし、Vazは、有名YouTuberヒカルさんが立ち上げた、“NextStage”という事務所と提携しています。
これにより、弱点をカバーすることができているので、現状は非常にバランスの良い事務所と言えます。
ただ、若手が多いので、ある程度年齢を重ねている人にとっては、あまり居心地は良くないかもしれません。
詳しくは公式ホームページをご覧ください。
まとめ
今回は、YouTuberとして活躍するためには、UUUMに所属する必要があるのかどうかについて、解説していきました。
もう一度整理すると、
・YouTuberとして活躍するためには、必ずしもUUUMに所属する必要はない。
・事務所に所属しない場合は、税務関係の管理には要注意。
・UUUM以外にもYouTuberが所属する事務所は増えており、選択肢は今後も増える可能性が高い。
となります。
YouTuberは、事務所に所属しなくとも、まだまだ戦える市場です。
YouTuberとして活躍したいと思っているあなた。
ぜひ夢を諦めずに、挑戦し続けてください。