好きな教科、やりたい教科だけ勉強しているお子様って結構多いと思います。
しかし、当然偏った勉強では苦手な教科や嫌いな教科は、できるようになりませんので、総合的な評価は上がりにくくなってしまいます。
そこで保護者の方の多くが「計画を立てて勉強すれば?」と思うのではないでしょうか。
しかし、学習において計画を立てることって本当に正しいことなのか、実は分からない方が多いと思います。
そこで今回は、学習計画は必要なのかどうかと、具体的な計画の立て方について、解説していきます。
学習に計画は必要?
ではさっそく結論からお伝えしていきます。
学習に計画は
です。
計画を立てることで、教科の偏りは確実に減らすことができるので、結果的に成績の向上につながりやすいのは、間違いないでしょう。
しかし、それ以外に理由があります。それは、次の3つです。
・ゴールが明確になる
・悩む時間がなくなる
・将来役に立つ
それぞれ解説していきます。
ゴールが明確になる
計画を立てるということは、今日やることを決めるということです。
つまりそれは、「今日はこれをやればOK」という目標にもなります。
人は、ゴールがないものには集中ができません。
計画を立てることで、ゴールが分かる=集中力が増すという構図が完成し、結果的に勉強の効率がアップするのは、間違いありません。
悩む時間がなくなる
「今日は何をしよう」
子どもはもちろん、大人の方でも、こんなことを考えたことはあると思います。
しかし、この「何をしよう」と考える行為は時間の無駄になることはもちろん、意外にエネルギーを使います。
つまり、「何をしよう」と考えるだけで、本来勉強に費やすことができた“時間”、“エネルギー”の両方を失うことになるのです。
このとき計画をしっかり立てておけば、悩むことがなくなるので、時間やエネルギーを無駄にすることなく、勉強に取り組むことができます。
将来役に立つ
計画を立てるという行為では、将来社会人になって仕事をするときに、必ず必要なスキルとなります。
ですので、勉強の計画を立てるという行為を通して、将来に向けて準備をすることが可能です。
もちろん、学生のうちは計画に失敗することも、多いでしょう。
しかし、それもまた一つの経験となります。
つまり、計画を立てることは、成功しても、失敗しても将来に生かすことができる最高の勉強になります。
失敗してもよいので、どんどん計画を立てさせるようにしてください。
正しい学習計画の立て方を紹介【結論:つめすぎない】
たしかに、いくら計画をたてることが重要といっても、誰もが作れとは限りません。
さきほど説明したとおり、失敗することも経験なので、問題はありません。
とはいえ、失敗ばかりでは、計画をたてても意味がないと思われてしまい、二度と計画をたてなくなってしまう可能性もあります。
そんなことにならないように、ここで正しい計画のたて方を解説していきます。
とはいえ、計画のたて方に難しいことはありません。
気をつけてほしいポイントは1点だけ。
です。
例えば、一日に学習時間を2時間と決めたならば、1時間30分あれば十分に終わるような勉強量で計画をたててください。
もちろん、終わってしまったのであれば、やめてしまって問題ありません。
それよりも、「計画をたてたのに、終わらなかった」という経験の方がよほど問題です。
一度計画通りに行かなければ、次の日にはさらに終わらなかった計画が上乗せされていきます。
それが何日も続けば、どうなるのかは、なんとなく想像できるのではないでしょうか。
まずは、成功体験につながるような工夫をしてあげることが、何よりも大切なのです。
空白の日を作る
計画を作る上でもう一つ重要なことがあります。
それは
です。
計画はそもそも、崩れる可能性の方が圧倒的に高いです。
そのときもし、空白の日がなければ、終わらなかった部分がそのまま残ってしまい、結果的に計画が全て崩れてしまいます。
空白の日を作っておくことで、終わらなかった部分をその日で埋めるようにすれば、計画が大幅に狂うことはありません。
目安として、一週間に一日程度は空白の日を作った方が良いです。
もちろん、全てが計画通りにいくこともあると思います。
その場合は、空白の日には、一週間学んだことを見直すなど、自分なりに時間を使わせてみると良いでしょう。
空白の日を作ることは、なかなか勇気が必要かもしれませんが、そちらの方が学習がうまく進むのは間違いありません。
空白の日はぜひ、積極的に取り入れてください。
学習塾を利用する
どうしても計画を自分で立てることができないのであれば、学習塾のカリキュラムに沿って通塾するのが得策です。
学習塾の先生は、いわば受験のプロですので、そこまでにどんなことを、どれくらいやれば良いのかを、教えてくれます。
ですので、ある程度言われた通りに学習を進めて行けば、学習のし忘れなどは起こりません。
ただし、学習塾のカリキュラムはいわば一般論に基づいたものですので、場合によってはお子様に合わない可能性もあります。
また、残念ながら中には高額の授業料を払わせるために、不要な授業を提案してくる学習塾も存在します。
良い学習塾を見極める力は必要になることは、覚えておいてください。
お母さん そろそろうちの子も塾に行かせようと考えているんだけど、うちの周りには塾がたくさんあって、どこに行けばいいのか分からないわ。 塾どこがいいんだろう...。選べない — まさら (@R0smTenga[…]
まとめ
今回は、学習計画は必要なのかどうかと、具体的な計画の立て方について、解説していきました。
もう一度整理すると、
・学習の計画をたてた方が、失敗が少なくなることは間違いない
・学習計画をたてる際には、空白日を作るなど、ゆとりが必要
・どうしても学習計画がたてられない場合は、学習塾を利用するのも手である
となります。
正しい学習計画をたてることで、成績アップにつながる勉強をさせていきましょう。