そもそもなぜ子どもは勉強しないのか?
子どもが勉強しない理由としては、さまざまな要因が考えられます。
・部活動などで疲れがたまり、勉強まで手が回らない
・勉強以外(ゲームなど)のことに、興味がわいている
・何をすれば良いか分からない。
子どもからよく聞かれる理由としては、上記のようなものが多いですよね。
ただ、実はこれらの全てには、共通の理由が隠されています。
それは
です。
例えば、親であればどんなに疲れていても、子どもの食事の準備など、生活のお手伝いをすると思います。
仕事をしていれば、納期が迫っている場合は、残業をしてでも終わらせることも、あるでしょう。
それらの行動をするのは、“やらなければならない”という明確な目的があるからです。
逆に言えば、それらの目的がなければ、無理してでもやろうとは思わないはずです。
これは勉強でも同じです。
どんなに「勉強しなさい」と子どもに言ったところで、目的がはっきりしていない以上は、ほぼ効果はありません。
余計に疲れるだけなので、言わない方が良いです。
これでOK!子どもに勉強させる3つの具体的な方法
結論としては、目的があれば、子どもは勉強させることができる、ということになります。
とはいって、ただ目的を持たせれば良いといわれても、どうすればよいのか分からないですよね。
そこでここからは、子どもに目標を持たせる具体的な方法について、解説していきます。
具体的な方法は、次の3つです。
・将来の夢を明確にし、具体的なアドバイスをする
・勉強するメリットを視覚的に伝える
・学習に対するごほうびを設定する
それぞれ、詳しく解説していきます。
将来の夢を明確にし、具体的なアドバイスをする
今ではメディアを通じて、さまざまな職業についての情報が公開されています。
子どもたちはそれらの情報または親への尊敬などから、憧れの職業を考え、いつしかそれを目指すようになります。
ただ、どんなに憧れがあっても、具体的にその職業に就く方法については、分かっていないことが多いのです。
ですので、その具体的な方法を子どもに示してあげることで、努力の仕方が明確になり、やる気につながっていきます。
ここで問題になるのは、「今なりたい職業なんて何もない」と答えられた場合です。
この回答には、2つの意味があります。
・本当になりたい職業がない
・心の中にはあるけど、言いたくないから言わない
もちろん、本当になりたい職業がないのであれば、この方法でやる気をださせることはできません。
しかし、多くの子どもはやりたいことを隠す傾向にあります。
それは、その職業を否定されると思っているからです。
例えば、保護者の方であれば、「YouTuberになりたい」と言われれば、不安になりつい「そんなのやめておきなさい」と否定したくなってしまうのでは、ないでしょうか?
実際、子どもは長い付き合いの中で、これを言ったら怒られる、というものをある程度、心得ています。
結果として、面倒な言い争いを避けるために、隠すようになるのです。
ですので、本当に勉強させるためには、子どもがやりたいと思った職業であれば、否定するのではなく、一緒に考えてあげるようにしてください。
先ほどのYouTuberを例に出すのであれば、本気でYouTuberとして生きていくのは、相当な努力が必要であることは、明白です。
そして、人気YouTuberほど、良い大学を卒業していることも、事実です。
その事実を隠すことなく、しっかり伝えてあげた上で、具体的にYouTuberになる方法を教えてあげてください。
そして、やる気を高めていきましょう。
なお、子どもの目指している職業について、知らない場合もあるかもしれません。
その場合は、親の務めと思い、調べてあげてください。
今はネットを使えば、比較的情報を得ることができる時代ですので、そこまで苦労することなく情報を集めることができると思いますので、頑張っていきましょう。
勉強するメリットを視覚的に伝える
勉強するメリットといえば、
・将来の収入が増える
・自分のやりたいことが見つかる
などがあると思います。
しかし、これらのことを親から言われても、子どもの心に響くことは、ほぼないでしょう。
そこで、少し工夫をします。
例えば、実際に成功している人のツイートを見せれば、説得力があがります。
貧乏がプチお金持ちになる道は、勉強する以外にない。
今の日本は本当に公平だと思う。なぜなら『誰でも勉強さえすれば、貧乏からお金持ちになれる可能性がある』からだ。
200年前は【生まれた瞬間、超えられない身分制度】があった。この時代の日本という国に生まれて良かったと心底思う。
— 秀吉×現役トップ営業マンの呟き (@hideyoshijutaku) March 1, 2020
もしくは、成功している有名人について教えてあげるもの、よいでしょう。
例えば、YouTuberとしても大活躍しているホリエモンは、東大を卒業していることで、有名です。
大学時代
こうした環境から脱出するため貴文は東京に行くことを決心する。同級生の多くは九州大学への進学を考えていたがそれだと実家からの通学を強制される可能性があった。早稲田や慶応などの私立は経済的に難しい。一橋大学では両親が知っているかあやしく、九大に行けということになることが予想された。こうした結果、両親でも知ってて説得材料になる大学、東京大学に行くことという結論になった。
受験勉強は英単語帳を隅から隅まで、派生語や例文も含めてすべての文言を丸暗記することでセンター模試で9割以上の正解率になった。結果的に現役で東京大学に合格する。
引用:Wikipedia
このように、今はSNSなどを通じて、成功者の事例を簡単に集まることができます。
是非、子どもにリアルな成功事例を、教えてあげてください。