定期テストの結果を見て、お子様の成績が急激に落ちているのを見てしまうと、学習塾に通わせることを検討しますよね。
ただ、そのときに多くの方が、
ということで悩んでしまうのではないでしょうか。
そこで今回は、集団塾と個別指導塾、通わせるならどちらがよいのか、それぞれのメリット・デメリットと併せて解説していきます。
集団塾と個別指導塾通わせるならどっち?【結論:性格次第】
では、さっそく集団塾と個別指導塾どちらに通わせるべきなのかを解説していきます。
結論から言うと、答えはありません。
正確に言えば、お子様の性格によってその答えが変わってきます。
では、集団塾と個別指導塾、それぞれ向いている正確を確認していきましょう。
集団塾に向いている性格
集団塾に向いている性格をまとめると、次の通りです。
・負けず嫌い
・団体行動が好き
・主体性がある
集団塾の場合は、周りに同じくらいの学力の生徒が集まって、一緒に勉強する環境になることが多いです。
となると、常に周りの生徒と競争することになります。
このとき性格的に負けず嫌いな子であれば、
という気持ちが増し、勉強により身が入るようになる可能性が高いです。
また、主体性のある子であれば、周りにどれだけ人がいても、気にせずに質問などをすることができるので、集団でも問題なく成績を向上させることができるでしょう。
個別指導塾に向いている性格
個別指導塾に向いている性格をまとめると、次の通りです。
・マイペース
・内向的
・学校の授業についていけない
マイペースと言われると、ちょっと悪い言葉にも聞こえてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。
自分が納得するまで、しっかり考えるという行動は、マイペースだからこそできることです。
ただ、マイペースの場合はみんなのペースに合わせるのが難しくなり、集団塾では、周りの子に迷惑をかけてしまう可能性があります。
そこに対して罪悪感を持ってしまう子もいるので、無理にペースを合わせようとして、理解できないまま、先に進んでいってしまうケースが多いです。
それでは、成績の向上は見込めないので、マイペースの子は、個別指導塾の方が成果は出やすいと考えた方が良いでしょう。
また、内向的で大勢の前では質問が積極的にできない子も、個別指導塾の方が良いです。
個別の場合は先生との距離が近いので、最初は緊張してしまったとしても、徐々に質問しやすくなります。
もちろん、自分からは質問できなかったとしても、先生は一人一人の状況を見ながら授業をしているので、できていない部分については、しっかりと指導してもらえます。
マイペースで、内向的な性格な子は、個別指導塾へ通った方が、成績が向上する可能性が高いでしょう。
集団塾のメリット・デメリットは?
たしかに、中にはどちらにも当てはまらない(もしくはどちらにも当てはまる)お子様もいるでしょう。
そうなると、集団塾と個別指導塾どちらを選べば良いのか、分からないですよね。
そこでここからは、集団塾と個別指導塾のメリット・デメリットをそれぞれ解説していきます。
性格では判断が難しい方は、それぞれのメリット・デメリットを比べた上で、どちらが良いのか判断してみてください。
ではまずは、集団塾のメリット・デメリットから解説していきます。
集団塾のメリット
集団塾のメリットは次の通りです。
・目標が立てやすい
・各教科の担当講師に指導してもらえる
・費用が比較的安い
先ほども説明したとおり、集団塾の場合は周りに同じような学力の生徒が集まりやすいので、結果的にそのライバルがそのまま目標になってくれることが多いです。
目標が決まれば、あとは努力するだけなので、迷うことなく学習に取り組むことができます。
また、集団塾の場合はある程度指導経験のある講師が、各教科を担当するため、質の高い授業を展開してくれます。
そのため、学校では教えてもらえない知識を、教えてもらえる可能性が高いです。
もちろん費用面に関しても、個別に比べると間違いなく安くなるでしょう。
集団塾のデメリット
集団塾のデメリットは次の通りです。
・不要な授業も受講する必要がある
・講師を選ぶことはできない
・常に上を目指したカリキュラム
集団塾の場合は、あらかじめ年間で決められたカリキュラムに沿った授業が展開されるので、場合によっては既に理解が済んでいる単元の授業を受講することになります。
もちろん、復習として受講することでより知識を固めることができるため、全く無駄というわけではないですが、場合によっては、つまらない授業になるかもしれません。
また、個別指導塾と違い、講師は科目ごとに基本固定となるため、その講師との相性が良くなかったとしても、他の講師と代わってもらうことは難しいです。
さらに、集団塾の場合志望校は高めに設定されることが多いです。
上を目指すこと自体はもちろん悪いことではないですが、偏差値だけで志望校を否定されてしまうと辛いですよね。
ですので、現状の学力に近い高校に進学したい場合は、その旨をしっかり理解してもらえるかどうかを、確認した方が良いでしょう。
個別指導塾メリット・デメリットは?
では次に、個別指導塾のメリット・デメリットについて、解説していきます。
個別指導塾のメリット
個別指導塾のメリットは次の通りです。
・面倒見が良い
・質問がしやすい
・講師を選べる
個別指導塾の最大の特徴は、やはり面倒見の良さでしょう。
テスト結果に対するフィードバックや、それぞれにあった勉強法など、細かい相談に乗ってくれるのは、間違いなく個別指導塾でしょう。
もちろん、先ほども説明した通り、講師との距離が近いので質問はしやすくなります。
これにより、分からないところを分からないままにすることなく、授業を進められます。
さらに相性の悪い講師がいれば、別の講師に変更してもらいやすいのも、個別指導塾の特徴でしょう。
結果的に、講師が理由で理解できないという状況にはなりにくいと言えます。
個別指導塾のデメリット
個別指導塾のデメリットは次の通りです。
・目標が見つけにくい
・月謝が高い
・全科目通うのが難しい
個別指導塾の最大のデメリットは、目標が見えにくいことでしょう。
指導時は、学年などがバラバラに集まるため、ライバルと思える子がいる可能性は低いです。
となると、目標となるものが、数字のみになってしまい、分かりにくくなってしまいます。
また、当然ながら個別指導塾は生徒一人一人に講師がつく分、人件費が上がるので、月謝も上がってしまいます。
それに伴い、全教科、適切な回数で通塾させるとなると、費用がかかりやすぎてしまうので、現実的には通わせることは難しくなってしまうでしょう。
つまり、自分で勉強しなければならない教科が増えてしまうのが、個別指導塾のもう一つのデメリットと言うことができます。
まとめ
今回は、集団塾と個別指導塾、通わせるならどちらがよいのか、それぞれのメリット・デメリットについて、解説していきました。
もう一度整理すると、
・集団塾と個別指導塾は子どもの性格によって決めるのが一番良い
・集団塾のメリットはライバルがいること、デメリットは講師を選べないことである
・個別指導塾のメリットは面倒見が良いこと、デメリットは費用が高くなりやすいことである
となります。
今回の記事を参考に、お子様が頑張れる学習塾を選んでみてください。