【プロが解説】授業の前に予習って必要?正しいやり方も知りたい!

お母さん
学校の先生に、予習するようにアドバイスされたらしいんだけど、それって本当に必要なの?勉強できないうちの子に、予習させても効果があるとは思えないわ・・・。

いきなりですが、“予習”という言葉を聞いて、どのように感じるでしょうか。

 

「予習は面倒な気がする」

「予習より復習の方が大切だと思う」

「予習は必要だと思うけど、やり方が分からない」

 

こんな風に思う方が多いかもしれません。

では、実際のところはどうなのでしょうか。

 

そこで今回は、予習の必要性と効果的な予習方法について、解説していきます。

 

授業の前に予習って必要?

ではさっそく、結論をお伝えしていきます。

授業の前に予習は

 

必要

 

です。

もう少し正確に言えば、予習は勉強が苦手な子ほど重要です。

お母さん
えっ、本当に?勉強できない子はむしろ、教えてもらって理解できたことを復習した方が良いんじゃないの?

 

もちろん、復習は大切です。

しかし、勉強が苦手な子であれば、予習をすることによって、確実に成果がでやすくなります。

その理由は、3つです。

 

・分からないところが分かる

・どんなことをやるのか予想できる

・繰り返し学習ができる

 

それぞれ解説していきます。

分からないところが分かる

授業の時間は学校によっても異なりますが、中学校や高校であれば、50分の場合が多いでしょう。

しかし、子どもの場合、集中力はもって30分程度と言われています。

慶史
この数字は、年齢が下がれば下がるほど小さくなり、小学生くらいでは10分程度が限界の子もたくさんいます。

 

つまり、どんなに頑張っても、授業全てに集中することは不可能です。

そうなると、どこで集中するのかが大切になります。

ここでポイントになるのが、予習です。

 

予習をしておけば、自分が分からないところを明確にできます。

つまり授業中は、その分からなかった部分に対して、特に集中力を高めれば良い、というこになります。

 

予習により、学校の授業を、効率的に受講することができるので、学習がスムーズに進むようになります。

結果として、勉強も続きやすくなります

どんなことをやるのか予想できる

そもそも勉強が苦手な子が、授業に集中できない理由のほとんどが

 

これから何を学ぶのかが分からない

 

ことです。

 

大人であっても、これから何の話をされるのかが分からない状態では、とてもその話に集中することはできないですよね?

子どもであれば、なおさら集中することはできません。

 

予習をしておけば、これから何をすればよいのか分からない、ということがなくなるので、授業に集中できない原因を、解消することができます

これだけでも、予習することに大きな価値があると言うことができます。

繰り返し学習ができる

学習というものは、一度やっただけでは定着しません。

慶史
最低でも3回の復習が必要でしょう。

 

ただ、勉強が苦手な子が、授業で学習した後に、自分で3回の復習をするのは、かなりハードルが高いのではないかと思います。

しかし、予習をしておけば、授業は強制的に、復習の1回目ということになります。

そうすれば、その後に自分でおこなう復習回数を、減らすことができます。

 

このことからも、予習が非常に大事であることが分かります。

慶史
なお、勉強が得意な子の場合は、学びに対する好奇心が既に植え付けられている可能性が高いので、予習を意識的におこなう必要はありません。むしろ、習った知識をどんどん応用的に発展させることを意識させた方が良いでしょう。

 

【意外と簡単】正しい予習の仕方は?

お母さん
予習が大切なのは分かったけど、うちの子が一人で予習ができるなんて思えないわ。

 

たしかに、いくら予習が大切とはいえ、勉強が苦手な子が自分で予習ができるなんて、思えないですよね。

しかし、ご安心ください。

 

予習は決して難しくありません。

 

ここで、具体的な予習の仕方を3つご紹介していきます。

教科書を読む

結論として、授業で習う予定のところを、教科書で読んでおくだけでも、予習の効果はあります。

お母さん
え~でも教科書って丁寧に説明されていないから、結局何も理解できないんじゃないの?

 

たしかに教科書は詳しい説明がないので、それだけでは理解ができないのではと考える方は多いです。

しかし、予習はどんなことを学習するのかを知ることが目的なので、そこまで完ぺきに理解する必要はありません

教科書を一回読んでおくだけでも、十分効果はあるので、まずはそこからでも始めてみてください。

 

慶史
それでもどうしても不安な場合は、市販の教科書ガイドなどを利用するのも良いでしょう。

学習塾に通う

自分で予習をおこなうのが難しい場合は、学習塾に通うことを検討すると良いでしょう。

特に個別指導塾であれば、お子様の学力に沿った形で授業を提供してくれるので、その子に最適な予習塾をおこなってくれるでしょう。

慶史
ただ、中にはそういった細かい要望に対応してくれない、個別指導塾もあるので、入塾する際は、必ず要望を伝えて、やってくれるのかどうを確認してください。

 

プロがいれば、ペースを考えて授業をしてもらえるので、非常に効果的な予習が可能です。

ただし、学習塾の場合、毎回の授業前に通うとなると、かなりの費用がかかるため、あまり現実的ではありません。

多少なりとも、自分で予習することも必要になるでしょう。

 

慶史
塾の先生に、家での勉強の仕方も含めて聞いてください。良い先生であれば、必ずアドバイスをしてくれます。

通信教材を利用する

学習塾に通うことに抵抗がある場合は、通信教材を利用するのも良いでしょう。

通信教材は、自分でやることを前提に作られているので、非常に丁寧です

 

それでいて、毎月一定の量の課題が送られてきたり、配信されたりするので、一定のペースを保ったまま、予習に取り組むことができます。

費用はかかりますが、学習塾ほどではないので、気軽に利用できるのもプラスですね。

 

総合的にみると、予習教材としては最適といって良いでしょう。

慶史
とはいえ、お子様自身にやる気がなければ、効果はありません。その場合、まずはお金をかけるよりも、教科書学習から始めた方が良いでしょう。

 

まとめ

今回は、予習の必要性と効果的な予習方法について、解説していきました。

もう一度整理すると、

 

・予習は、勉強が苦手な子ほどした方が良い

・予習は、教科書を読むだけでも十分効果がある

・予習に最適な教材は、通信教材である

 

となります。

予習をすることで、効果的に学習することが可能です。

ぜひ今日から予習を積極的にやってみてください。

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