いきなりですが、“予習”という言葉を聞いて、どのように感じるでしょうか。
「予習は面倒な気がする」
「予習より復習の方が大切だと思う」
「予習は必要だと思うけど、やり方が分からない」
こんな風に思う方が多いかもしれません。
では、実際のところはどうなのでしょうか。
そこで今回は、予習の必要性と効果的な予習方法について、解説していきます。
授業の前に予習って必要?
ではさっそく、結論をお伝えしていきます。
授業の前に予習は
です。
もう少し正確に言えば、予習は勉強が苦手な子ほど重要です。
もちろん、復習は大切です。
しかし、勉強が苦手な子であれば、予習をすることによって、確実に成果がでやすくなります。
その理由は、3つです。
・分からないところが分かる
・どんなことをやるのか予想できる
・繰り返し学習ができる
それぞれ解説していきます。
分からないところが分かる
授業の時間は学校によっても異なりますが、中学校や高校であれば、50分の場合が多いでしょう。
しかし、子どもの場合、集中力はもって30分程度と言われています。
つまり、どんなに頑張っても、授業全てに集中することは不可能です。
そうなると、どこで集中するのかが大切になります。
ここでポイントになるのが、予習です。
予習をしておけば、自分が分からないところを明確にできます。
つまり授業中は、その分からなかった部分に対して、特に集中力を高めれば良い、というこになります。
予習により、学校の授業を、効率的に受講することができるので、学習がスムーズに進むようになります。
結果として、勉強も続きやすくなります。
どんなことをやるのか予想できる
そもそも勉強が苦手な子が、授業に集中できない理由のほとんどが
ことです。
大人であっても、これから何の話をされるのかが分からない状態では、とてもその話に集中することはできないですよね?
子どもであれば、なおさら集中することはできません。
予習をしておけば、これから何をすればよいのか分からない、ということがなくなるので、授業に集中できない原因を、解消することができます。
これだけでも、予習することに大きな価値があると言うことができます。
繰り返し学習ができる
学習というものは、一度やっただけでは定着しません。
ただ、勉強が苦手な子が、授業で学習した後に、自分で3回の復習をするのは、かなりハードルが高いのではないかと思います。
しかし、予習をしておけば、授業は強制的に、復習の1回目ということになります。
そうすれば、その後に自分でおこなう復習回数を、減らすことができます。
このことからも、予習が非常に大事であることが分かります。
【意外と簡単】正しい予習の仕方は?
たしかに、いくら予習が大切とはいえ、勉強が苦手な子が自分で予習ができるなんて、思えないですよね。
しかし、ご安心ください。
予習は決して難しくありません。
ここで、具体的な予習の仕方を3つご紹介していきます。
教科書を読む
結論として、授業で習う予定のところを、教科書で読んでおくだけでも、予習の効果はあります。
たしかに教科書は詳しい説明がないので、それだけでは理解ができないのではと考える方は多いです。
しかし、予習はどんなことを学習するのかを知ることが目的なので、そこまで完ぺきに理解する必要はありません。
教科書を一回読んでおくだけでも、十分効果はあるので、まずはそこからでも始めてみてください。
学習塾に通う
自分で予習をおこなうのが難しい場合は、学習塾に通うことを検討すると良いでしょう。
特に個別指導塾であれば、お子様の学力に沿った形で授業を提供してくれるので、その子に最適な予習塾をおこなってくれるでしょう。
プロがいれば、ペースを考えて授業をしてもらえるので、非常に効果的な予習が可能です。
ただし、学習塾の場合、毎回の授業前に通うとなると、かなりの費用がかかるため、あまり現実的ではありません。
多少なりとも、自分で予習することも必要になるでしょう。
通信教材を利用する
学習塾に通うことに抵抗がある場合は、通信教材を利用するのも良いでしょう。
通信教材は、自分でやることを前提に作られているので、非常に丁寧です。
それでいて、毎月一定の量の課題が送られてきたり、配信されたりするので、一定のペースを保ったまま、予習に取り組むことができます。
費用はかかりますが、学習塾ほどではないので、気軽に利用できるのもプラスですね。
総合的にみると、予習教材としては最適といって良いでしょう。
まとめ
今回は、予習の必要性と効果的な予習方法について、解説していきました。
もう一度整理すると、
・予習は、勉強が苦手な子ほどした方が良い
・予習は、教科書を読むだけでも十分効果がある
・予習に最適な教材は、通信教材である
となります。
予習をすることで、効果的に学習することが可能です。
ぜひ今日から予習を積極的にやってみてください。