今では多くのお子様が、遅かれ早かれ学習塾に通っていますよね。
しかし、学習塾に通うとそれなりに費用がかかりますので、保護者としても、なるべく通わせる時期を遅くしたい、または通わせずに済ませたい、と考えるのではないでしょうか。
では、実際のところ、学習塾に通わせる必要はあるのでしょうか。そして通わせるのであれば、何年生が通わせるのが正解なのでしょうか。
今回は、学習塾に通わせるタイミングと、通わせない選択肢がありなのかどうかについて、解説していきます。
学習塾はいつから(何年生から)通わせるべし?
ではさっそく、学習塾にいつから通わせるべきなのかについて、解説していきます。
結論を言えば、目的によってタイミングは異なります。
ですので今回は、特に学習塾を利用することが多い、
・中学受験
・高校受験
にわけて、学習塾に通うタイミングを解説していきます。
中学受験
SAPIXや日能研など、中学受験を専門に扱う、大手の学習塾の場合、小学4年生より本格的に受験コースがスタートします。
つまり、難関私立中学校に合格したいのであれば、
塾に通わせるのがベストと言えます。
たしかに、子どもの数は減っているので、「もっと遅くても合格できるのでは?」と思ってしまいますよね。
しかし、近年、中学受験の受験者数は首都圏と中心に、増加傾向にあります。
引用:2020年3月号 2020年首都圏中学入試の概況|中学受験版スクールポット
つまり、子どもの数は減ったとはいえ、難関校に関してはむしろ競争が激しくなっているのが現状です。
4年生から塾に通うとなれば、5年生から塾に通うよりも、50万円程度多くの費用がかかるので、できれば避けたいと考える気持ちはわかります。
しかし、本当に合格させたいのであれば、4年生から通わせた方が良いでしょう。
ただし、これはあくまでも、難関私立中学校への合格を希望する場合の話です。
近年はそこまで難関ではなくとも、6年間しっかりと面倒を見てくれる、私立中学校が増えてきました。
もしも、難関私立中学校への合格が目的ではないのであれば、小学5年生、場合によっては小学6年生からの通塾でも、十分合格を目指すことができます。
高校入試
そもそも学習塾って必要なの?
中には、学習塾に通わせること自体、迷っている方もいるでしょう。
結論を言えば、
です。
中学受験の場合、小学校の学習内容と扱う内容が大きく異なります。
つまり、学校の勉強だけでは、受験の内容を学習することは不可能です。
また、学校の友達はみんな遊んでいるのに、自分だけ勉強ばかりと感じてしまうと、やる気が損なわれる可能性が高いです。
その点、学習塾に通えば、同じように受験する仲間が大勢いるため、精神状態を保つことができます。
そういう意味でも、学習塾は必須と言っても良いでしょう。
それに対して、高校受験の場合は、学校の学習内容がそのまま試験範囲となるので、学習内容がズレることはありません。
また、学校にいるほぼ全ての生徒が経験しますので、精神的に追い詰められることも、あまりありません。
ですので、お子様が学習塾に通いたいと思っていないのであれば、無理に通わせる必要はないでしょう。
学習塾に通わせなかった場合、保護者の方が不安に感じるのは次の2つでしょう。
・進路情報が手に入らない
・子どもが高校に合格できるのか不安
進路情報に関しては、今ではネットが発達しているので、手間はかかるにしても、保護者の方が調べれば、十分は情報を得ることができます。
学習に関しては、先ほども述べた通り、学校の授業が試験範囲なので、そちらをしっかり聞いていれば問題ありませんが、中にはそれすら、できていない子もいるかもしれません。
そういった場合は、スタサプを活用すれば良いでしょう。
スタサプであれば、月額1980円(税抜)で利用が可能なので、学習塾に比べれば圧倒的に低コストで利用することができます。
スマホやタブレットがあれば、いつでもどこでも学習が可能となりますので、学習塾のように時間に縛られることなく学習をすることができます。
いずれにせよ、高校受験の場合は、学習塾に通わなくとも、十分に合格を目指すことはできます。
お子様の状況によっては、“学習塾には通わない”という選択もOKです。
まとめ
今回は、学習塾に通わせるタイミングと、通わせない選択肢がありなのかどうかについて、解説していきました。
もう一度整理すると、
・学習塾へは、中学受験であれば小学4年生から通わせるのが一般的である
・高校受験に関しては、本人のやる気があるときに通わせるのが正解である
・中学受験に関しては、学習塾への通塾は必須だが、高校受験に関しては、通わない選択も可能
となります。
お子様の将来のために、上手に学習塾を活用してみてください。