【全部で9個】成績の上がらない生徒の特徴を徹底解説
ではさっそく、成績が上がらない生徒の特徴について、解説します。
主な特徴は、次の9個です。
・学校の授業を真面目に聞いていない
・スマホを常に利用している
・寝る時間が遅い
・宿題をやらない
・提出物を出さない
・ながら勉強が多い
・家庭内のルールがない
・学習について親が細かく管理している
それぞれ解説していきます。
学校の授業を真面目に聞いていない
今は塾に通っている生徒も多く、基本的なことに関しては、学校の授業を聞かなかったとしても、理解することができます。
結果として、学校の授業がつまらないと感じてしまう子もいるでしょう。
しかし、塾に行っているから学校の授業は聞かなくて良いと思っているのは、大間違いです。
そもそも学校の授業は、1科目にだいたい、50分の授業が3~5回はあると思います。
一方で、塾の授業は1科目に60分~100分程度の授業が1回あるくらいが普通だと思います。
そうです、学校の授業時間の方が、圧倒的に長いのです。
もし学校の授業時間を全て無駄にしたら、1週間で3~4時間程度の学習時間を無駄にすることになります。
これを1ヶ月続けたら、15時間以上の時間を無駄にします。
いくら塾の授業が分かりやすく、理解しやすいとはいえ、塾の時間だけでは、圧倒的に学習時間が足りません。
本気で成績を上げたいのであれば、学校の授業は決して無駄にしてはいけません。
スマホを常に利用している
今では、中学生でもスマホを持っていることは、普通になりました。
スマホはたしかに便利です。
学習にも利用することができるため、持たせることに関しては、教育者として、良いことだと思っています。
しかし、一方でスマホには終わりがありません。
延々と好きな動画を見ることができます。
延々と好きなゲームで遊ぶことができます。
つまり、制限がなければ、勉強が苦手な子は、確実に勉強をしなくなります。
実際に、スマホを持たせた途端、成績ががた落ちしたということは、よくあることです。
スマホを持たせる際には、「9時以降は使用しない」など、必ず最初にルールを決め、勉強に支障がないようにしてください。
途中でルールを作っても、子どもは納得しません。
必ず最初に作るようにしましょう。
寝る時間が遅い
寝る時間が遅い子も要注意です。
昔と違い、スマホ1つで、お友達といつでも連絡が取れる時代ですから、ついつい遅くまでLINEなどで話してしまった、という子もいると思います。
もちろんこれは絶対ダメです。
先ほど述べた通り、必ずルールを作って時間を制限する必要があります。
しかし、この寝る時間が遅い子に関しては、真面目な子でも当てはまる場合があります。
それは、
です。
もちろん、勉強を頑張ること自体は、良いことです。
しかし、夜中の勉強ほど効率の悪いことはありません。
人間の体は22時~夜中2時の間に最も成長ホルモンを分泌します。
この成長ホルモンは、体の修復や免疫の向上などの作業をしてくれます。
しかし、これだけではありません。
成長ホルモンが分泌中に睡眠をとることで、記憶の整理がスムーズにおこなわれるようになります。
つまり、22時~夜中2時の間に睡眠をとっていることが、最も記憶の定着につながりやすい、ということです。
中学生であれば、23時には就寝し、成長ホルモンに記憶をしっかり整理してもらって、次の日を迎えた方が絶対良いです。
夜中の勉強はやめさせてください。
宿題をやらない
注意していただきたいのは、宿題をやることが大切、ということではありません。
残念ながら、中にはあまり意味のない宿題を出す先生がいるのも、事実です。
では、どうして宿題をやらないと、いけないのでしょうか?
答えは、
です。
宿題をやらないということは、言わば先生への反抗ですよね。
そんな状態で、先生の授業を真面目に聞くことはできません。
結果として授業が分からなくなり、成績が上がりにくくなってしまいます。
どんなに意味のない宿題だと感じたとしても、最低限のことはやるようにしましょう。
提出物を出さない
学校のテスト前には、ワークなどの提出があると思います。
提出をしないということは、ワークをやっていないと考えて、間違いないでしょう。
ワークをやっていなければ、テストで高得点をとることは絶対にできません。
結果として、成績が上がることはなくなります。
ながら勉強が多い
音楽を聴きながら、テレビを見ながらなど、いわゆる“ながら”学習をしている子も、多いのではないかと思います。
結論として、ながら勉強は
です。
そもそも人間の脳は、複数のことを同時に理解することはできません。
例えば、音楽を聞いていると、歌詞を思い出しながら聞いてしまうと思います。
そのときに社会の用語を覚えようとしても、記憶には残りません。
ですので、ながら勉強はやめた方が良いと言えます。
ただし、これに関しては例外もあります。
中には、机に一人で向かって勉強することに、恐怖を感じてしまう子もいます。
そうなると、むしろ静かな環境で机に向かうことは、逆に勉強の妨げになる可能性があります。
そういう場合には、集中して勉強する日と、ながら勉強の日とを分けて、慣らせていくと良いでしょう。
家庭内のルールがない
多くの家庭には、家庭内ルールがあるのではないかと思いますが、もし1つもルールがないようであれば、危険です。
もちろん、ルールの内容が直接学習に影響するわけではありません。(スマホの使用時間や就寝時間など、一部影響するものもあります。)
しかし、ルールがないということは、自宅の中では基本的に自由に過ごしている、ということになります。
つまり、学習時間と休憩時間の“メリハリ”がまったくない、ということになります。
メリハリがないということは、学習もダラダラとやることになります。
ダラダラと続ける学習は、残念ながら時間の無駄になる部分がほとんどです。
家庭内のルールをしっかりと作った上で、メリハリのある生活を心がけるようにした方が、良いのです。
学習について親が細かく管理している
親が学習についてしっかり管理していれば、なんとなく成績が向上するように感じますよね。
しかし、そんなことはありません。
学習に関して細かく管理されている子どもの方が、統計的には成績が良くない傾向にあります。
なぜなのか。
それは、学習に対する目的の違いが原因です。
もし、学習を管理された状態が続くと、子どもは“学習=親を喜ばせるもの”という意識で、勉強するようになります。
しかし、学習というのは本来、子どもが、なりたい自分になるためにおこなうものです。
そして、将来のために頑張る子どもの方が、圧倒的に成績は伸びやすくなります。
また、管理をしすぎると、子どもがいわゆる“指示待ち族”になってしまう可能性があります。
大人になって社会にでたとき、指示されたことしかできないようでは、間違いなく評価されません。
自分で考え、行動するという能力はとても大切です。
もし失敗してしまったら、その原因を一緒に考えてあげれば良いのです。
そうすれば失敗は財産となります。
輝かしい将来のために、子どもに任せられるところは、任せてあげてください。
まとめ
今回は、成績が伸びない生徒の特徴について、解説していきました。
今回紹介した特徴は、すぐに改善ができるようなもの、ばかりです。
もし現状当てはまるようなものがあれば、すぐに改善するようにしてください。
お子様の学力向上のために、できることを今日から初めてみては、いかがでしょうか。