定期テストの結果は、内申点に直結する大切なものです。
教育者としては、テストの結果だけで全てを評価することは、正しいとは思いませんが、テストの結果で、進学できる高校が、ある程度絞られてしまうのは事実です。
受験校を決める際に、内申点が足りないという理由で、行きたい高校を諦めるようになることだけは、避けたいですよね。
しかし、安心してください。
定期テストで合計400点以上とることは、決して難しいことではなく、誰でも目指せます。
今回は、定期テストで5教科合計400点以上をとるための、具体的な勉強法について、解説していきます。
なお、受験勉強の方法は以下の記事をご覧ください↓
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定期テストで5教科400点以上をとるための具体的な方法
過去の学習状況にもよりますが、定期テストで400点を目指すことは、決して無理な目標設定ではありません。
しっかりと手順を踏めば、必ず到達できます。
ただし、最初に断っておきますが、定期テストで点数をとるための裏技は
今回紹介する方法は、非常にシンプルなことばかりです。
具体的な手順は次の3つです。
・学校の授業を集中して聞く
・ワークを完璧にする
・計画をだいたいで立てる
それぞれ解説していきます。
学校の授業を集中して聞く
結論として、定期テストの結果が一番顕著に、でやすいのが、学校の授業を聞いているかどうかです。
今では、多くの生徒が塾に通っているため、塾で聞いてればいいやと、学校の授業をほとんど聞かない子が増えています。
しかし、それは大きな間違いです。
塾の授業は多く通っている生徒でも、週に3回程度ではないでしょうか?
しかも、授業の時間は1回、せいぜい2時間程度だと思います。
つまり、1週間の学習時間は2時間×3回=6時間です。
それに対して学校では、1週間に50分×6時間=300分(5時間)を週5日、5時間×5日=25時間もの時間、学習ができることになります。
これらの時間を全て無駄にしてしまうのは、もったいないですよね。
この時間をどれだけ大切にできるかどうかが、定期テストの結果に、ダイレクトにつながっていきます。
また、塾の授業というのは、どちらかというと受験向けの授業であることが多いです。
というのも、塾の先生は教えることはプロですが、テストの問題を作ることはできません。
つまり、一般的に出やすいところを教えることができても、先生が出すところを細かく把握することは、できないのです。
このことからも、学校の授業が大切であることが分かります。
メモをとる習慣をつける
普段授業を聞くときには、先生の板書をノートやプリントに書くことが多いと思います。
しかし、実際の授業では、黒板に書かれないことの方が、圧倒的に多いはずです。
この、黒板にはかかれない先生の言葉を、メモする習慣をつけてみてください。
メモをとろうと考えると、先生の言葉を聞き取ろうとするので、結果的に授業に集中するようになります。
なお、メモにとる内容に関しては、重要なことが書けるのがベストですが、今回の目的は集中することですので、自分なりに大切だと思うことを、書くようにすれば、OKです。
予習をしておく
予習と聞くとちょっと抵抗を感じてしまうかもしれませんが、これも集中力を高めるテクニックの1つです。
予習をしておくことで、自分の分からないことをあらかじめ確認しておき、それを理解することを、授業の目標とするのです。
この、目的を持つという行為が非常に大切で、これにより授業へ自然に集中できるようになります。
なお、これも目的は授業に集中することですので、続かなければ意味がありません。
予習の内容は教科書を読んでおくなど、簡単に短時間でできることで、OKです。
ワークを完璧にする
定期テストの前には、必ず学校で配布されるワークをやるのではないかと、思います。(一部配布されない科目は除く)
そして、先生の中にはワークの問題をそのままテストに出してくる人もいます。
ですので、ワークをやることは、定期テストの点数をとる上では、とても重要です。
しかし、この学校のワークについても、完璧にやりきることができている生徒が、非常に少ないです。
もちろん、ワークは提出することが多いので、必ず試験範囲の部分を1度はやると思います。(それすらできてない場合は、必ずやるようにしてください。)
しかし、ワークを1度やっただけで、全ての問題を完璧にできる人は、いません。
最低でも3回、できれば5回はやってください。
正確な回数は、学習状況によって変わると思いますが、ようするに、ワークを1回やっただけでは絶対にたりない、ということです。
とはいえ、5回もやるのは、時間的に難しいと思う人もいるでしょう。
たしかに、やみくもに繰り返すだけでは意味がありません。
ここで具体的なワークの繰り返し方法を、説明します。
1回目:まずは一通りワークをやります。ここでのポイントは、できるかできないかを判断することです。各問題を次の3種類に分類してください。
○→正解できた問題
△→間違えてはいたが、解答を見ればすぐに理解ができる問題
×→間違えており、解答を見ても理解ができない問題
2回目:△と×の問題をやり直します。△の問題は○がつくように、×の問題は最低でも△になるように、してください。(×の問題に関しては、ノートや教科書を見る、または学校や塾の先生に聞くなど、さまざまな方法で理解するようにしてください。)
3回目:2回目で△になった問題を中心に、演習を繰り返します。自分で解決できない場合は、2回目と同様に、先生に聞くなどして、解決するようにしてください。
4回目:全体を簡単に見直します。この場合、ノートに書かずに、脳内で問題を解くだけでも問題ありません。(数学など計算が必要な場合は、やり方が頭の中で説明だければOKです。)
5回目:4回目で解答がうまくできなかった問題に関しては、解き直すようにしてください。
5回もやるとなると、とても大変なイメージがあると思いますが、実際に全部を解くのは2回程度で問題なく、残り3回はできなかった問題を中心に解くだけでOKです。
そう考えれば、決して難しい作業ではありません。
この方法でしっかりと、ワークの問題をマスターするように、しましょう。
計画をだいたいで立てる
もちろん、無計画でワークを5回やるということは、できません。
そこで、始める前には計画を立てる必要があります。
ただし、ここで気をつけなければならないのは、その計画の立て方です。
計画を立ててくださいと言われると、ついつい細かいものを、作成してしまう場合があると思います。
例えば、「今日は○ページ進める」などです。
しかし、このような計画を立てて、完璧にその通り進められるとは限りません。
結果として計画通りに進まなくなり、やる気がなくなってしまう可能性の方が高いです。
ですので、計画はだいたいで結構で立てるようにしてください。
まとめ
今回は、定期テストで400点以上をとる具体的な方法について、解説していきました。
テストで良い結果をとることに、近道はありません。
しかし、一方で努力を続けることによって、確実に点数がとれるようになるのが、定期テストです。
正しい勉強法を実践し、目標を是非達成してください。