机に向かう習慣をつけるのに、苦労する保護者の方も多いと思います。
しかし、将来のことを考えると、学習習慣が身につかないのは困りますよね。
そこでまずは学習習慣をつけるために、タブレット学習サービスの利用を考えている人も多いのではないでしょうか。
もちろんタブレット学習には便利なサービスがたくさんあるため、習慣づけとしては非常に有効な手段です。
一方で、意外とデメリットが多いのも事実です。
今回は、タブレット学習のデメリットと有効な活用方法について、解説していきます。
意外と多い!?タブレット学習のデメリット
タブレット学習は、便利に気軽にできる一方で、デメリットもあります。
まずは、そんなタブレット学習のデメリットを確認しておきましょう。
デメリットは次の通りです
・考える力が低下する
・書く勉強ができなくなる
・分からない問題をすぐに諦める
・体に悪影響を及ぼす
・問題演習が足りなくなる
それぞれ解説していきます。
考える力が低下する
タブレット操作は単調な作業でおこなえることが多いため、あまり深く考えることなく、進めることができます。
もちろん、単純作業を繰り返すことで記憶を定着させることも、学習としては非常に必要なことです。
しかし、単調にできるということは、何も考えずにできてしまう、ということになります。
今後は、単純作業はどんどん機械化が進むため、人に本当に求められるのは、考える力であることは間違いありません。
将来のことを考えると、考える力が低下する恐れがあるのは、大きなデメリットの一つと言えるでしょう。
書く勉強ができなくなる
学習といえば、昔から参考書、ノート、筆記用具などを準備する必要がありました。
そして、当然ながら参考書やノートを広げるための場所(机など)がなければ、勉強を始めることができません。
それに対して、タブレット学習は、タブレットが一台あれば場所を問わず、全ての学習を行うことができます。
時間や場所にとらわれることなく、始めることができるため、学習を始めるハードルが非常に低くなります。
たしかに、学習がしやすくなるのは、非常に良いことなのですが、一度それに慣れてしまうと、机に向かった学習へのハードルはさらに上がってしまいます。
そして最終的にはノートなどに書くという行為自体を面倒に感じるようになってしまうのです。
テストというのは当然ながら、解答用紙に答えを書かないといけません。
つまり、何かに書くという行為に慣れておかないと、テストでは結果が出にくくなります。
結果として、勉強をするようになったとしても、テストで結果が出にくくなる可能性はあります。
分からない問題をすぐに諦める
タブレット学習の場合、画面をタッチするだけで正答が表示される場合が多いです。
子どもは、タッチすれば答えが分かるということを一度覚えてしまうと、分からない問題に対して、ほとんど考えることなく、解答を見てしまう癖がつくでしょう。
そうなると、諦める癖がついてしまうので、テストなどでも分からないと思ったら、すぐにその問題を捨ててしまうようになる可能性があります。
応用問題はほぼ解けない状態になってしまうでしょう。
体に悪影響を及ぼす
タブレット学習の最大の弱点は体への影響でしょう。
画面を見続けることによって、視力の低下へつながる可能性は高いでしょう。
また、画面を持ったりしたまま、使用することが増えてくると、肩こりなどにもつながります。
そして、一番の問題はブルーライトの影響で、睡眠の質が下がる可能性があることです。
睡眠の質が下がれば、脳の働きにも影響が出るので、結果として学習効率の低下につながります。
効率が下がれば学習時間が伸びたとしても、学習効果が出にくくなるので、成績向上にはつながならなくなります。
問題演習が足りなくなる
タブレット学習の場合、収録されている問題があまり多くないため、問題演習量としては圧倒的に足りない場合がほとんどです。
つまり、アウトプットの回数が不足気味になります。
これは、ある程度理解ができている単元であれば問題ないのですが、苦手単元の場合は、それだけで苦手を克服することはほぼ無理でしょう。
勉強というのは、できない問題をできるようにしない限り、学力の向上にはつながりませんので、結果としてテストの結果にはつながりにくい可能性が高くなります。
タブレット学習の有効活用法【テキスト学習の併用が最強】
ここまで、タブレット学習のデメリットについて解説していきました。
たしかに、デメリットが多いのは事実です。
とはいえ、タブレットを利用した学習を否定するつもりはありません。
結論を言えば、
が最も効率の良い学習方法です。
具体的には、次のような使い分けをしてみてください。
・基礎基本の確認
・机に向かう気がしないときに利用
・移動時間やスキマ時間に利用
・苦手分野の克服
・テスト勉強
・机に向かう時間があるとき
基本は上記のように、状況によって使い分けていくことが大切です。
タブレット学習の最も良い使い方は、スキマ時間での活用です。
例えば15分程度暇な時間があるときに、テキストを広げて勉強しようとは思えないですよね。
そういうときには、時間を無駄にしないように、タブレットを利用してください。
一方で、テキスト学習のポイントは、定期テストや資格試験などの前は、必ずテキストを利用した勉強を優先させることです。
先ほども説明した通り、テストは基本紙に解答する必要があります。
それに慣れておかないと、テストの答案に解答できる可能性はかなり低いでしょう。
オススメのタブレット学習ソフト
最後に、オススメのタブレット学習サービスを3つ紹介します。
これからタブレット学習を始めようと思っている方は、参考にしてください。
オススメのサービスは次の3つです。
・スタディサプリ
・進研ゼミ(チェレンジタッチ)
・RISU(リス)
それぞれ解説していきます。
スタディサプリ
通称“スタサプ”は、CMなどで一度は聞いたことが、あるのではないでしょうか。
小学生~社会人まで、一流の講師による授業が月額2,178円で見放題なのが、最大の特徴です。
広告などでも“神授業”と堂々と謳っているだけあって、授業はとても分かりやすいと評判です。
息子、算数は自走。理科はスタサプで親は殆ど関わらずに満足できる点数をとれる。
国語、ママ塾でダメダメ。
社会、パパ塾でドボン。夫婦でお互いをライバル家庭教師に見立て、8月のテストに向けて頑張ると誓った。
そんな朝でした(笑)— コミック@中学受験 (@komikkujyuken) July 23, 2020
また、1回の学習は、15分程度でおこなえるため、スキマ時間などに簡単にできることも、うれしいですね。
どの学年でも、14日間無料で利用が可能ですので、まずは試してみてください。
詳しくは、公式ホームページをご覧ください。
進研ゼミ(チェレンジタッチ)
進研ゼミは、保護者の方であっても、利用したことがある人が多いのではないでしょうか。
そんな進研ゼミにも、チャレンジたちと呼ばれるタブレット学習サービスがあります。
小学生がメインになりますが、進研ゼミは、それぞれの学習状況に合わせたプランが用意されるところが、大変好評です。
また、自主的に勉強ができるようになったという声が多く聞こえます。
進研ゼミのチャレンジタッチ?パット?
始めてみたよ
あれいいねー!先生や親に指摘された書き順etc.は従いたくない病の娘が壁にブチあたった
↓
コンピュータの言う事は聞かざるおえないということイライラしながらも従わなければ次へ進めないと諦めた!
素晴らしいヽ(。>▽<。)ノ
— 麦ちゃ🍀破壊的な多動児&のんびり姫のママ (@mugidana) March 28, 2020
通常9,900円かかるタブレット代も、返却すれば無料になるキャンペーンが不定期でおこなわれているので、タブレットをお持ちでない場合は、そのタイミングを狙ってみてください。
こちらも無料体験が可能ですので、気になる方は、まずはお試ししてください。
詳しくは、公式ホームページをご覧ください。
RISU(リス)
最後に紹介するのはRISUというサービスです。
こちらは算数のみのサービスですが、上記で紹介した2つとは大きく異なる点があります。
ポイントは3つです。
・無学年制で、お子様の学力に応じた問題を配信
・基礎問題だけではなく、応用問題を多く配信
・東大生による解説動画を配信
特にタブレット学習では難しいとされる、応用問題の演習が多くおこなえることは、嬉しいですね。
教科が算数のみなので、上記で紹介した進研ゼミと併用して利用している人も多いです。
1年からスマイルゼミと、最近RISUも併用中。元々算数が好きなのか?最近RISUは言わなくてもやる。
ステージクリアすると大学生のチューターさんが褒めてくれるのがうれしいらしい。最初はゲームないからちょっとと言ってたけど、高学年の基礎をクリアしたらやる気になったみたい💪— mango_pudding@ワーママキャリコン (@mango_pudding03) July 17, 2020
RISUも1週間の無料体験が可能です。
気になる方は一度試してみてください。
※無料体験申し込みの際はクーポンコード「twf07a」が必要です。こちらの入力がないと、無料になりませんので、ご注意ください。
まとめ
今回は、タブレット学習のデメリットと有効な活用方法について、解説していきました。
もう一度整理すると、
・タブレット学習は便利な点が多いが、思考力の低下などのデメリットもある。
・タブレット学習とテキスト学習は併用するのが良い。
・RISUは算数を学習状況に合わせて勉強できるサービスである。
となります。
タブレットとテキストをうまく併用して、学習を進めていきましょう。